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NSDドライブを搭載した釣船が前進も後進もしなくなり、曳航してもらい上架したので見てほしい。
と連絡があり、後日上架場所に見に行く事に・・・。
早速、プロペラを手で回してみるとトランスミッションまで直結なのに異状に軽く回る。
アッパーケースカバーを外してみると、インプットギヤが溶けてギヤの歯がなくなっている。
（インプットギヤをアッパーケースから取外した画像）
（バーチカルシャフトギヤをアッパーケースから取外した画像）
原因はアッパーケースとカバーの間に塩が溜まってアッパーケースが電蝕してクラックが入り、チルトアップしている間
そこからギヤオイルが抜け、ギヤオイル容量が減り、ギヤがオイルから露出した状態で連続運転したことでギヤが加熱し
溶けたものと思われる。
非常に高額な修理となりました。
NSDドライブのギヤオイル交換時、オイルが乳白色になっていたら要注意です。
